こんにちは 静岡トヨペット伊東店の加藤です。今回は私のおすすめドライブコース、二輪車編です。
聖光寺をご存じでしょうか?
トヨタ自動車名誉会長、神谷 正太郎氏により昭和45年に長野県の蓼科に創建された、交通安全を祈願するお寺として知られています。
毎年7月にはトヨタ関連の「お偉いさん」がここに集い、交通安全祈願が行われます。
またその冷涼な立地ゆえ(標高1200メートルの高原にあります)本州で最も遅くソメイヨシノが満開になる場所としても有名です。
ここで購入できる交通安全のお守りを目的に、毎年多くの人が訪れます。
以前ここで大量にお守りを購入して、新車納車時のお客様プレゼントにしたところ、たいそうお喜び頂きました。
当店検査員の浅岡君が、はれて大型二輪デビューしました。しかも今話題のカワサキ製900CCを新車で購入!!
↑絶好調の浅岡君 道の駅朝霧にて
「新車の安全祈願なら蓼科山聖光寺でしょう」という訳で5時起きして蓼科経由、ビーナスラインで美ヶ原高原をめざしました。
出発が6時と遅かったので、三島~富士あたりでは通勤渋滞につかまりチンタラ走りを強要されましたが、朝霧あたりからは貸し切り道路状態、浅岡君絶好調で上九一色の峠を上り甲府へ下ります。
甲府南ICから中央高速に入り、浅岡君ここでも水を得た魚、ブルートゥースでヘルメットに仕込んだスピーカーで音楽を聴きながらスイスイと・・・・う~む最新型のバイクってこんなにも走るのか、でかいだけの私のポンコツとは大違い。
双葉SAにて休憩。
給油して、あまりの高額請求に目を丸くしたりして(私のバイク、ハイオクなんです、燃費悪し)出発、諏訪南ICを目指します。
日本屈指の山岳道路
中央高速をあとにエコーライン、ズームラインと走りビーナスラインに入ります。
ビーナスラインとは八ヶ岳中信高原国定公園の高原地帯を縫うように走る、延長76㎞の観光道路の名称です.
終点で最高地点の美ヶ原高原の標高は1920mにもなります。
その昔2ストローク250ccのRZで来た時には、空気が薄いために燃調が狂い、アイドリング打たなくなって大いに焦ったものです。
キャブレター時代ならではの経験で、今では原付でもあり得ない現象ですね(キャブ車2台まだ持ってますが)。
2002年までは有料道路で、全線走破するにはそれなりの出費が伴いました。
八ヶ岳、富士山、御岳山から南、北、中央アルプスといった雄大なパノラマを臨み、蓼科湖、女神瑚、数多の高山植物が楽しめる快適なドライビングルートなので、皆さんも是非お出かけ下さい。
聖光寺もそんなエリアにあります、こちらは桜の季節が断然おすすめです。
眼下の女神瑚
聖光寺で安全祈願したのち(すみません、写真撮り忘れました)冬はスキーで賑わう車山高原、霧ヶ峰、八島湿原をあとに終点の美ヶ原高原へ。
ここには日本一標高の高い屋外展示型美術館として有名な美ヶ原高原美術館があります。
たまにはこんな素敵な場所で美術鑑賞としゃれこみましょう。
裏ビーナス
さて、今回は時間の制約があったので、ここから折り返して帰路につきましたが、時間が許す方はさらにその先の美ヶ原高原道路、通称「裏ビーナス」まで足を延ばしてみましょう。
美ヶ原の北を松本方面に進み、白樺林を抜けて自然保護センターへの分岐を進むと、とんでもない絶景ロードが現れます。
白樺林はこんな感じです、フィトンチッドでリフレッシュできます(17年くらい前の画像)
秋に初めて訪れた時には、その絶景っぷりに言葉も出ず、しばらく放心状態に陥ったたほどです。
裏ビーナスの草原(15年くらい前の画像)
下界が曇天の早朝を狙って訪れると、運が良ければ雲の上に出てすばらしい雲海に遭遇できます。
雲海はこんな感じ
ただしバイクだと雲を抜ける時どうなるかは、ご想像におまかせします。
まとめ
新緑の春
ニッコウキスゲ満開の夏
燃える紅葉の秋
冬は通行止めです
頂上直下、秋の落合橋付近
夏の霧ヶ峰(10年くらい前の画像)
私の住む伊東市からだと往復しても600キロ、1日たっぷり楽しめます。
四季折々の自然が楽しめる天空の道、ビーナスラインと聖光寺、皆さんも是非訪れてみて下さい。
加藤 隆憲
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