みなさんこんにちは!
静岡トヨペットレクサス静岡葵レセプションスタッフの牧野です。
先日久しぶりに静岡平和資料センターに遊びに行ってきました♪
以前私が更新した静岡平和資料センターのブログを見てセンターに足を運んでくれた方もいるようで、ブログで紹介してよかったなぁと思います。
以前の記事はこちら↓
本日はもっともっと静岡平和資料センターの魅力をお伝えしたいと思い、part2としてブログを書かせてもらいます!
まずはお知らせ
静岡平和資料センターのHPが新しくなりました!
情報量もぐっと増えて、分かりやすいホームページが出来ました。
これまで静岡平和資料センターに行ったことが無い人もある人も、是非一度ご覧になってください!
センターの歩みや現在どんな活動をしているかが伝わると思います。
清水・静岡空襲とは
静岡県内は戦時中に何度も空襲を受けていますが、今回は主な空襲をご紹介します。
静岡空襲は、1945年6月20日未明、マリアナ諸島から飛び立ったアメリカ軍のB-29により受けた空襲のことを指します。3時間余りで13000発を超える焼夷弾が静岡の街に降り注ぎ、約2000人の命を奪いました。夜が明けると道には真っ黒こげの遺体が転がり、安倍川の河原が遺体を焼くための焼却場となりました。
清水空襲は翌月の7月7日未明に同じくマリアナ諸島から飛び立ったB-29による空襲です。151人の方が亡くなりました。それまで空襲は「逃げるな、火を消せ」と指導されていましたが、静岡空襲の現状を見て「消せるわけがない、逃げないとだめだ」と知った人々が逃げたため被害が抑えられたという話もあります。
静岡や清水の皆さんは、自分の地元でこのような空襲があったことをご存知でしたか?
毎年開催される安倍川花火大会は、静岡空襲で戦没した方々の慰霊のために始まったものですが、今では知らない方も多いと思います。戦争をしなければ、もっと早くに終わっていれば、失うことのなかった命がたくさんあります。花火大会の時だけでも、ふと思い出してほしいと思います。
静岡平和資料センターの魅力1)触れる!
多くの資料館で「お手を触れないでください」という展示物が多い中、静岡平和資料センターの展示物の中には触ることができるものもあります!
多くの人の命や健康な身体、大切な家屋を奪った焼夷弾などに実際に触れるのは、想像の何倍も戦争をリアルに感じることができます。
ちなみに私が静岡平和資料センターでボランティアを始めたとき、一番感動したのがやっぱりいろんな物に触れたことです。資料の整理などで様々な遺品を実際に触り、手紙や資料で当時のエピソードを知る、こんなにも戦争が身近に感じられるとは思いませんでした。
興味がある方は是非ボランティアにも参加してみてください!
静岡平和資料センターの魅力2)いろんな立場の人の話が聞ける!
静岡平和資料センターのボランティアをされている方の中には、実際に戦争を経験した人、親が戦争を経験した人、語り継ぐために戦争の勉強をしてきた人、学生のボランティアなど、本当に様々な年代や立場の人がいます。
それぞれがいろんな意志を持って静岡平和資料センターで活動しているため、本当にいろんな話が聞けるのがセンターの魅力だと思っています。
戦争体験者の話を聞くイベントや、子ども向けのイベントなどを通して、センターの人の話を聞ける機会があるので、是非参加していろんな意見を聞き、いろんな意見を持ってほしいなと思います。
静岡平和資料センターの魅力3)団体見学や教員向け資料の貸し出し!
皆さんは小学生の頃、戦争の話を聞いたり、『ちいちゃんのかげおくり』『一つの花』などの国語の授業を覚えていますか?
静岡平和資料センターでは、子どもたちや大学生の団体見学の受け入れ、また、教員向けに授業で使える教材セットの貸し出しをしています。
教科書で戦争のことを読むよりももう少し、戦争のことをリアルに感じることができる学習や授業をしてみませんか?
最後に
(サイパン島にて撮影)
私が静岡平和資料センターでボランティアをしていた時は、本当にいろんな想いや葛藤が出てきて今考えてもいい時間を過ごせたなあと思います。
当時の私は「皆さんが元気なうちにもっとたくさん聞かないと!伝えないと!」と焦っていたのだと思います。そして同時に、戦争を語り継ぐ人々や施設がさまざまな工夫をしていることを知って「なぜ戦争を勉強するべき私たちの立場ではなく、語り継ぐ立場がこんなにも頑張らないといけないの?」という憤りに近い想いも持っていました。
今、全国の戦争を語り継ぐ施設で新しい取り組みがどんどん考えられ実施されています。戦争を語り継ぎたいと思っている人々の想いは本当に強くてまっすぐで活動的です。あとは、戦争を知らない世代がそれを受け取っていくだけ。
是非皆さんにも今一度、戦争に対して考える時間を持ってもらいたいなあと思います。