夏休みの宿題でどうしても残りやすい宿題の1つが自由研究。今回は自由研究に悩めるお子様、そして親御さんに向けた企画をお送りします。
小学校の頃、自由研究のテーマが浮かばずに困っていた1人だった小林です。「何について調べよう?」とテーマ(ネタ)設定に困る、ただ「この実験をやってみた」、「〇〇に行ってきました」になってしまって、研究レポートとしてどうまとめていいかが分からないとお悩みの親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?そこで、今回は自由研究を進める上で助っ人的存在になりそうなスポットとまとめ方(レポートの作り方)をご紹介します。
自由研究とは?
そもそも、自由研究とは自分で課題を設定して研究を進めていく学習です。普段の学校の授業は解くべき問題が予め設定されていて、決められた答えを導けるように覚えたり、練習したりするスタイルです。一方で自由研究は解くべき問題(課題)も設定されておらず、解法や答えも決まったものがないため、ギャップを抱くかもしれません。そうしたことから、何から手を付けたらいいか分からないのではないでしょうか?
自由研究がはかどる!おススメスポット
何もテーマが浮かばない、何から手を付けていいか分からない場合には、まず夏休みのお出掛けとして外に出てみましょう!おススメスポットは工場見学と博物館です。
①工場見学
工場見学は工場の製造ラインを見学できるのはもちろん、お土産が付いたり、試食ができたりする場合もあって、自由研究のテーマにする、しないに関わらず子供も大人も喜ぶスポットです。食べ物であれば原材料から商品にあるまでの一連の流れをつかむことができるので、見学して分かったことをアルバム風にまとめると立派な研究になります。
工場見学については、くらしドライブ静岡でこのような記事も発信させていただきました。この記事で紹介している工場は神奈川県内にありますが静岡県から比較的近い工場ですので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?また、この工場では夏休みに親子を対象とした見学ツアーを行っています。申し込みなど詳細はこちらからチェックしてみてください。
②博物館
博物館は専門的な知識を学ぶことができる展示がある上、学芸員がいる場合もあるので専門的な内容を解説してもらえるのが魅力です。自由研究のテーマが決まっていない状態でも展示を見て、興味を持った分野を掘り下げて調べる形で進めるといいかもしれません。展示資料から詳しい情報を得ることもでき、疑問に思ったことをスタッフへ聞くこともできます。例えば、横浜と大阪にあるカップヌードルミュージアムでは、カップヌードルができるまでの工程を体感できるアトラクションやカップヌードルを手作り体験できるコーナーがあり、カップヌードルの作り方を学ぶことができます。
カップヌードルミュージアムの詳細はこちら→ https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/
恐竜の博物館であれば、以前、福井県立恐竜博物館、かつやま恐竜の森をご紹介した記事がありますので、参考にしてみてくださいね。
研究のまとめ方
①テーマ(ネタ)の掘り下げ方
「〇〇を作りました」、「〇〇博物館に行って〇〇を調べました」から、もう一歩手を加えることができると「自分はこんな疑問を持った。調べてみたら、こんな事が分かった」という構成になって面白いですよね。
(切口1)比べてみる
少し条件を変えて同じようなものをいくつか作ったり、調べたりした中で比べてみる方法です。魚肉ソーセージ作りを例にすると、材料に使う魚のすり身をいくつか準備してすり身によって味がどう変わるかを調べます。「○○なソーセージを作るには、何の魚のすり身がいいか?」というタイトルでまとめることができます。
(切口2)歴史に着目する
調べたことを歴史に注目してまとめてみることです。歴史というと、時代や人物にまつわるものはもちろん、食品の開発に至るまでの歴史もあります。例えば、即席ラーメンを作っている会社が運営している博物館に行き、開発の歴史を学ぶ中で「なんでこの商品が開発されたんだろう」と考えてまとめると、「即席ラーメンが世の中に生まれた理由」をまとめたレポートに仕上がります。
②レポートの構成
レポートはどのような構成でまとめたら良いのでしょうか?学校によりまとめ方の指定があるかもしれませんが、特に指定がないようであれば以下の流れでまとめてみましょう。
1.研究テーマ(題名)
2.研究のきっかけ(選んだ理由)
3.研究の方法と内容
4.研究の結果・分かったこと
5.感想、今後どう活かすか
6.参考にした本やwebサイト
7.お世話になった人や場所「小学生・中学生必見!自由研究の上手なまとめ方・書き方例」より引用(詳細を知りたい方はこのサイトを参考にしてみてください)
URLはこちら⇒ https://studysapuri.jp/course/junior/parents/kyoiku/article-98.html
例えば、感想と言われると何を書こうか迷うかもしれませんが、自分は○○と予想していたが、実際は○○となり意外な結果になったと自分なりの発見を入れてみてはいかがでしょうか?また、博物館で情報収集した場合は、お世話になった人や場所に行った博物館の名前を入れるといいでしょう。
まとめ
自由研究は自分が興味を持っていることを深めることができる機会だと思います。お子様はもちろん、お手伝いする大人も「新たな発見ができた!」という研究になるといいですね。そして、いつも自由研究が残って困る、自由研究のテーマ何にしよう?、今年の自由研究は少し頑張ってみよう!という方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。