こんにちは 静岡トヨペット U-Car沼津バイパスみどりが丘店で、けっこう明治時代好きの青木です。
みなさん、「温故知新」という言葉の意味はご存じでしょうか?古きことを学び知ることで、新しい発見がある。たしかそんな意味で使われていると思います。近頃は、何事においても急激な進化を遂げています。正直、ついて行けてないかも・・・とお思いになられたあなた、
大丈夫です!!ちょっと昔にタイムスリップ、博物館明治村で、飛躍的な発展を遂げた日本の礎を垣間見てみませんか。
ひとところでロケ地巡り
愛知県犬山市にある明治村は、沼津から高速道路を利用して、およそ3時間。途中のサービスエリアを堪能しながらのんびり行くのも、楽しい旅です。高速での行き方はいろいろありますが、最終的には国道41号線を経由するので、それに一番近い道順は東名高速が便利だと思います。
多くのドラマや映画でロケ地として撮影に使われている明治村。あれ?なんか見たことある、この風景、この建物とか。ちなみに写真の路面電車は日本で初めて開通した市内電車である京都市電です。電車は毎日運行しており、この時代の車両に”乗車”できることは、国内のみならず、世界的にも大変珍しいことだそうです。
NHKの朝の連続ドラマ「花子とアン」では、女優の吉高由里子さんが演じた主人公の花子と、同じく女優の仲間由紀恵さんが演じた蓮子が女学生時代に、はしゃいで電車に飛び乗るシーンで使われています。村内を約20分間隔で、移り行く景色を堪能しながらゆったりと走る電車。村内では、このほか蒸気機関車やボンネットバスにも乗車できるのりもの一日券が1,200円で販売されています。
新元号時代へも引き継ぎたい文化・景観
通称明治村の正式名称は博物館明治村。村内には昔の生活を体験するといったコンセプトの建物もあり、例えば、明かり。庶民の明治初期の明かりは、ろうそくに火を灯しただけのもので、よくこれで本を読んで勉強などができたなぁと感心するほどでした。中期、後期になっても庶民の生活は差ほど変わらず、まるで小説の世界そのものでした。写真は、NHKの朝の連続ドラマ「わろてんか」で南地風鳥亭のロケ地として使われた呉服座(落語の芝居小屋)です。最近はジワジワ、落語ブームが来ています。興味がある方も、あまりない方も先ずは形から。和装での村内散策もおすすめです。ハイカラ衣装館では、1着3,000円で、明治時代風ドレスや矢絣、袴姿などに変身、明治時代を肌で感じることができます。
下の写真は、静岡県にも縁のある、西園寺公望別邸「坐魚荘」(重要文化財)2階からの風景です。静岡市清水区興津清見寺町にも静岡市坐魚荘記念館がありますが、網代天井をはじめ、いずれも凝った造りの日本建築がご覧いただけます。ちなみに、明治村の建物は興津から移築されたもので、いまある興津の建物はそのレプリカです。前方の池は、入鹿池(いるかいけ:人工の農業用ため池)です。明治時代の坐魚荘の庭からは、さぞ美しい駿河湾が見えたことでしょう。
まとめ
”本物の価値を残す、伝える”が大きなテーマである明治村。明治村では、数々の重要文化財を守り、後世に伝えていくための修理費用などを募集するクラウドファンディングも盛んに行われています。また、新しい試みとしては、秋冬限定のイベントとして『きらめき明治村』と題し、明治建築を照らすイルミネーションをメインに、19:30まで開村時間を延長して光のイベントを開催しております。(1月14日まで)冬の澄んだ空気の中、犬山の森に幻想的な音楽とともに繰り広げられる数々のショー。イベントは土日祝日の夜限定なので、興味がある方はぜひどうぞ。
詳しくはmeijimura.com/まで。