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そのドライブレコーダー記録できていますか?~録画機能とメンテナンスがポイント~

こんにちは

トヨタユナイテッド静岡です☺

写真は風景を記録するものですが、ドライブ中の記録といえばドライブレコーダー

危険な運転行為から身を守るものとして、ドライブレコーダーを取り付けたいという方もいらっしゃると思います。

その一方で、国民生活センターの報告によれば、「ドライブレコーダーで肝心な映像が記録できない」というトラブルが起きているとのことです。

せっかく取り付けたドライブレコーダーで、「映像が記録できない…」と残念な思いをしたくはありませんよね?

そこで、今回はドライブレコーダーの録画機能、ドライブレコーダーに長い間活躍してもらうためのお手入れポイントをご紹介します。

録画機能

録画機能の種類としては、大まかに「常時録画」「衝撃感知時の録画」「任意録画」の3つに分かれます。

録画機能によって映像が残る期間やタイミングが違うので、ドライブレコーダーの取扱説明書で、ご自身のお車に付いているドライブレコーダーにはどの機能が搭載されているのか確認してみることをおススメします。

①常時録画

エンジンをかけると自動的に録画を始める方法です。

常に最新の映像が記録されていきます。

この場合、録画できる容量には限りがあるため、過去の映像から消えていきます。

録画される映像が上書きされる方法です。録画容量はドライブレコーダーの機種により異なります。

ただし、ご使用の機種や「上書きモード」の設定などで上書き禁止としているなどの場合は、映像を記録するSDカードの記録容量が上限に達すると録画そのものが不可能になってしまうことがありますので、注意が必要です。なお、

この後で紹介する衝撃を感知した際や任意録画した部分は上書きされずに映像が残る場合もあります。

②衝撃感知時の録画

急ブレーキや事故時の追突など車に強い衝撃が加わると、その前後の映像が上書きされずに残ります。映像が保護されると表現されることもあります。

事故発生から時間が経過しても、事故時の状況を確認することができます。
「Gセンサー録画」と呼ばれる場合があります。

③任意録画

ドライバーが希望するタイミングで録画ボタンを押すことで、映像が上書きされないように残す機能です。

なお、②、③については、上書きされずに映像を残すこと(保護)ができる件数に限りがあり、その件数を超えると保護が解除されて消去されてしまう場合があります。

保存したい映像がある場合は、速やかに録画に使用しているSDカードをパソコンに接続してパソコンなどに保存すると良いでしょう。

ここまで、録画の種類を3つ紹介しましたが、①~③のうちどの機能が付いているかは機種によって異なるので、取扱説明書やドライブレコーダー製造元のホームページなどで確認してみてください。

例えば、①の機能だけが搭載されたドライブレコーダーでは、事故発生後に長時間運転した場合に事故時の映像が上書きされて記録に残っていない可能性があります。

つまり、「せっかく、ドライブレコーダーをつけたのに証拠が残っていなかった・・・」ということにもなってしまいますね。

ドライブレコーダーのメンテナンス

メモリーカード(SDカードのイラスト)です
ドライブレコーダーの映像記録に使用されるメモリーカード

録画機能の他に気を付けたいのが、ドライブレコーダーのお手入れです。
ドライブレコーダーで撮影した映像は、SDカード(メモリーカード)に記録されます。

※ドライブレコーダーの種類により異なります。ご紹介しているのはSDカードに保存されるタイプのドライブレコーダーです。

このSDカードがメンテナンスの重要なポイントとなります。

ドライブレコーダーの映像は基本的に上書きされるため、SDカードでは映像を記録したり、消したりを繰り返す過酷な動作が行われます。

そのため、SDカードが消耗してしまい、上手く記録ができないことがあります。簡単に言えば、SDカードは消耗品で寿命があるということです。
そして、メンテナンスで気を付けたいことは・・・

①SDカードを新しいものに交換

交換をオススメする期間はドライブレコーダーのメーカーや機種によって異なりますが、ドライブレコーダー協議会では1年に1度の交換を勧めています。

②SDカードのフォーマット(初期化)

フォーマットという言葉は耳にしたことがありますか?

フォーマットとはSDカードの中に入っているデータを全て消して、工場から出荷された状態にすることで、初期化とも呼ばれています。

SDカードで映像の記録と削除を繰り返すうちに、完全に削除しきれなかったデータ(ゴミのようなものですね)が溜まって、新たにデータを記録するスペースが少なくなってしまうため、必要なのがフォーマットと呼ばれる作業です。

説明書で指定された方法以外で作業を行うと不具合が出る場合がありますので、ご使用になられているドライブレコーダーの取扱説明書で作業手順を必ずご確認ください。

また、この作業により記録が全て消えてしまいますので、後で確認したい映像は作業前に必ず他の場所に移した(バックアップを取った)上で行うようにしてください。
また、フォーマットを行う目安はメーカーや機種により異なりますので、ドライブレコーダーの取扱説明書をご確認ください。

③記録した映像の確認

いざという時に映像が記録できていなかった…ということがないように、定期的に映像が記録されているかチェックすることも大切です。

そして、自分が普段どんな運転をしているかを見つめるチャンスにもなります。

「急ブレーキが多いな」など運転の癖を見つけて意識することにつながり、安全運転、何より自分や車に同乗する大切な方を守る近道であると思います。

まとめ

今回はドライブレコーダーの機能とメンテナンスについて、簡単にご紹介しました。

ドライブレコーダーの機種によって、機能やメンテナンス方法には違いがあります。

是非、本記事をきっかけにご使用になられているドライブレコーダーの取扱説明書を今一度ご確認いただけたらと思います。

映像の記録機能には種類があること、車本体だけではなくドライブレコーダーにもお手入れが欠かせないことの2点を、まずは覚えていただきたいです。

参考

独立行政法人国民生活センターホームページ「ドライブレコーダーの映像を定期的に確認しましょう-SDカードの異常により映像が記録されていないことも- 」

ユピテルホームページ「ドライブレコーダー基礎知識」