トヨタユナイテッド静岡では、南海トラフ地震に備えて、2015年から「NPO法人減災教育普及協会」様とタッグを組み、社員に対し減災教育を行っています。
減災とは、1995年に発生した阪神淡路大震災の経験から生まれた取り組みです。「災害、または災害による被害は生じるもの」という考えを前提とし、その被害を最小限に抑えるために備える事前対策です。
「減災を取り組む先に防災がある」という考えのもと、トヨタユナイテッド静岡では、
「仲間から一人の死者も出さない」というスローガンを掲げています。
災害によって想定される被害は店舗によって全く異なります。
そのため、減災教育の内容も店舗ごと異なった内容になります。
また、生き残るためには自分が普段いる場所で起こる被害(=MY被害)を知っておくことが必要です。MY被害想定シートを記入し、どこに危険な場所があるか、その危険から身を守るためにはどうしたらよいか、災害時にまずは生き残るための行動についてまとめました。
伊豆の国店では初めての試みとして、伊豆の国市の防災や福祉の担当者様や自治会長、近隣企業の方々にもご参加いただき、減災教育を実施しました。
伊豆の国店で想定されている被害に対して、当社が実施している事前対策を説明したのち、地震揺れ体験マットYURETA(ユレタ)を用いた揺れの体験や、天井から落ちてくるモノの重さを体験することで、どのような危険があるのかについて、参加者全員で理解を深めました。
また、ご参加いただいたお客様の避難誘導訓練を行うことで、指示の出し方や誘導の方法について実践的に学びました。
トヨタユナイテッド静岡では「仲間から一人の死者も出さない」をスローガンに、減災教育を通じて自分で考えて動くことができる人材を育てていきます。